寄せられた信頼に、創意工夫で応えろ。

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ナカサクの仕事「撥水硝子設備」

長いおつきあいで育まれたクライアントとの関係。
白紙の仕様書の裏には“信頼”があった。
担当したスタッフは、一様に奮い立った。




撥水硝子設備と呼ばれる、自動車のウインドウガラスに撥水処理を自動で行う設備の仕様書を見て、ナカサクのスタッフは驚いた。研磨・洗浄、マスキング、撥水剤塗布、キュアリング、拭取・検査の5つの工程からなる設備だったが、マスキングと拭取に関する仕様が空白になっていたのだ。

クライアントのガラスメーカーとは、長いおつきあいだった。その中で育んできた、信頼関係があった。「ナカサクならなんとかしてくれるだろう」。声が聞こえたようだった。よしそれなら、これがナカサクのオリジナリティだと呼べるようなラインをつくりあげてやろう。その日から、技術者たちの奮闘がはじまった。

撥水剤を塗布したりキュアリングする方法は、これまでガラスを扱ってきた経験から目処は立っていた。だが2つの空白をどう埋めるか。マスキングに挑戦した技術者は、来る日も来る日もガラスとマスキングテープと睨めっこする日々がはじまった。サイドガラスの下部の、ガラスを上下させるためのメカニズムを装着する部分に撥水剤を塗布しないためのマスキングだった。限られた部分自動的ににマスキングする技術はそれまでなかった。

どこかにヒントはあるはずだ。ある日、思いついた。かつてレコード盤のクリーナーに使われていたようなローラーだ。これなら、気泡が混じることなくマスキングテープが貼れる!テープの台紙も不要にするアイデアも盛り込んだ。この技術は、後に国際特許を取得する。

一方、拭取の方も不織布を持たせるロボットを改造することで壁を乗り越えようとしていた。ロボットは軌跡を描くことが苦手であることを、発見したのだ。軌跡をゆっくりとたどることはできる。しかし速度を上げると、先読みをして近道をしようとするのだ。試行錯誤のすえ、ラインは完成した。

これまでの経験に新たな発想を加え、徹底した軽量化とスペックの限界に挑戦した、まさにナカサクのオリジナリティの成果だった。洗練されたそのラインは、現在クライアントの工場で見学コースに選ばれている。


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